月間メルマガ

2017年05月15日

2017年5月号「経営計画策定事業やマネジメントレポート設計ツールなど日々新たな挑戦中!」

【1】MR.Kの経営計画コラム+α


 

 

今回は分析予測型について記載する予定でしたが、一周見送らせて頂き、今回は
番外編『理念から創る経営計画』セミナーを実施してみて・・・とさせて頂きます。

 

理念も企業の経営理念と個人の人生理念について考えて頂きました。
ご参加下さった皆様は理念を明確にお持ちの方々が多くいらしていました。
20代のご参加者様は今まさに理念を探す旅に出られている状況にあるようでした。素敵です。

 

さて、ここで皆さんにご質問です。
皆さんは『何によって覚えられたいですか?』皆さんはどのようにお答えになりますか?

 

鋼鉄王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーの墓碑には
【己より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る。】
【Here lies one who knew how to get around him men who were clevererthan himself.】
と刻まれています。
もし、あなたが50歳を過ぎていて『あなたは何によって覚えられたいですか?』
という質問に答えられなかった場合には、人生を無駄に過ごしていると言われます。

 

何によって覚えられたいか?
とは、あなたの人生理念は決まっていますか?
あなたの人生の目的はなんですか?という質問にもなるのではないでしょうか?

 

私たち、一人一人の人生には限りがあります。
特に今の時代には情報が溢れかえっています。
私たちに唯一平等に与えられているのは『時間』です。
50年を時間に換算すると438,000時間であり、26,280,000分という膨大な時間を経過しています。
人生を80年とすると残りは30年、262,800時間であり、15,768,000分になります。
元気に働ける時間も少なくなっているはずです。
私たちが絶対に取り返せないもの・・・『時間』・・・皆さんはどのように使っていますか?

 

『人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり』

 

アンケートの一部を抜粋
今回のセミナーで印象に残ったことは?
・D-OODAループの存在を知ったこと
・理念の表現の仕方が印象的でした
・理念の大切さや柔軟に状況をみて行動のサイクルを回す方法
・エンパワーメントの組織体
・理念・ミッションに基づき、実行・チャレンジすることの重要性の再認識
などのご感想を頂きました。

 

シェアタイムやワークの時間が短かったとのご感想も頂きましたので、次回は
気付きの時間と場所になるよう心掛けたセミナーにしていきます。
さて、次回は分析予測型について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

【2】シリーズ中小企業経営・事業承継に活用したい手法 その5


 

 


-種類株式(黄金株)を活用した段階的かつ円滑な事業承継!

シリーズ事業承継の活用手法として、中小企業の事業承継や 財産の分散防止に効果的な信託などを解説しています。金融機関での信託の組成ではなく “自己信託”自己プランになりますので、金融機関に多額の費用を払わず実行できるものになります。(金融機関の提案に比べ1/4~1/3くらいの費用勘ですね)
「資産(建物)を法人に移転する際の信託受益権の組成」「共有不動案の分散防止に有効な財産処分信託」「議決行使信託で後継者の会社運営を円滑に!」に続き
第4回目「種類株式を活用した段階的かつ円滑な事業承継!」になります。

 

■■(1)後継者へ円滑な事業承継をしたいが株式の保有比率が少ない!■■

 

しかし、株の保有比率をあげるには株価が高すぎて買い取る金額もない・・・。
といったことが考えられます。その場合には「株式自体を増やすのではなく、
議決権を増やす方法を考えることが重要です。株式を「財産としての株式」
「支配権としての株式」という考え方で分けてとらえ「支配権」の確保をまず考えます。
もちろん両方を確保できればそれが一番いいのですが・・・。

 

[事業承継におけるポイント]
・株式の異動の際に「財産権」としての株式と、「支配権」としての株式を どうとらえるのか?
・「財産権」の確保としてとらえた場合には、株式保有数が重要であるため株式の取得が大前提となります。
・「支配権」としてとらえた場合には、議決権の確保が重要となります。

 

■■(2)事業承継において支配権の確保を主目的とする場合の対策■■

 

大きく分けると下記のような方法及び組み合わせが考えられます。

 

・種類株式の発行
・属人株式の発行
・無議決権株式への転換
・投資育成会社(公的機関)の導入
・従業員持ち株会の導入
・協業先への第三者割当増資

 

今回のテーマである種類株式は、「役員の解任権」「拒否権」「株式の譲渡承認」など、会社の重要事項に対する「権利」や「拒否権」を持つものです。
トランプで言うとジョーカーみたいなイメージでしょうか?どんなにいいカードをそろえていても最後の最後にジョーカー出されると勝てない!みたいな感じですね・・・
なので種類株式のうちかなりの権利が含まれるものを「黄金株」とったりします。

 

種類株式発行後は下記の事項については、株主総会での同意に加え、種類株主総会での同意も必要となります。
(内容は当社と司法書士先生とでオーダーメイドで設計します)

 

・1.重要な財産の処分及び譲受け
・2.多額の借財
・3.定款の変更
・4.資本金の増加及び資本金の減少
・5.株式の譲渡に関する承認
・6.解散
・7.事業の全部の譲渡、事業の重要な一部の譲渡、他の会社の事業の全部の譲受け、

事業の全部の賃貸、事業の全部の経営の委任その他これらに準ずる契約の締結、変更又は解約
・8.組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転
・9.代表取締役の選任及び解任
・10.子会社に関する事項の決定

 

■■(4)種類株式の設計次第ではもろ刃の剣になってしまう。■■

 

先ほどトランプで言うとジョーカーみたいなイメージといいました。
どんなにいいカードをそろえていても最後の最後にジョーカー出されると勝てない!みたいな感じです、しかし7並べを考えてみてください。
最後の最後まで持っていると使う場所にならず邪魔な存在になってしまいます。
「強大な権利であるがゆえに、使い方を間違うと自分を傷つけることになりかねないのです」
例えば種類株(黄金株)を1株創業者が持っていたとしましょう、その株式が相続によって後継者以外の兄弟にわたる、もしくは創業者が騙されてほかの親族に取られてしまうといった場合には大きな経営危機になります。
そのため、当社では種類株式は後継者以外にわたることがないよう詳細な設計を
行っています。気軽に中途半端な知識で発行すると大きなダメージになりますので、当社の場合にも会社法の専門家である司法書士先生とリスクの検討を入念に行っています。

 

■■(5)種類株式を使うことで段階的な事業承継が可能に(某O家具さんにならないために)■■

 

さらに、種類株式を使うことで段階的な事業承継も可能になります。
今は後継者として、合格点ではあるが、まだまだ不足な点はある。
しかし相続対策はしないといけないといった場合、通常は株式の移転をすると議決権も一緒に動いてしまい創業者の議決権はどんどん少なくなってしまいます。一方で種類株を創業者に残した場合には大半の決定権が創業者に残ることになります。特に資産管理会社で種類株式を発行した場合には子会社の議決権行使も創業者の権利になりますのでO家具みたいに創業者がプロキシーファイトで負けるなんてことはないわけですね!(上場基準があるので上場会社の場合にはそんなことないかもしれません、その場合には謝ります)

 

そして5年なり、創業者が認めた段階とか、創業者が死亡や認知症といった場合に会社が有償で取得し償却する取り決めを行っていれば散逸防止も可能ということになりますので、創業者が納得できるタイミングで事業承継ができるし、同時に財産としての株式の異動も心置きなくできるというわけです。
ただし、親族や後継者に不安がある場合、制度としては信託のほうが関係者全員の同意がないと変更できませんので「弟の旦那にまんまと騙されたとか、外国人とか飲み屋の女に…」なんて可能性が創業者後継者それぞれにある場合には議決権行使信託の組成のほうが安全ですね。

 

次回は、「事業承継の失敗事例」7月号では「平成29年度税制改正で大きく変わった事業承継税制」
8月号「無議決権株式と属人株式の活用」と続く予定です!

 

 

 

 

【3】「MS.Kの黒霧日記~クラウドへの挑戦」


 

 

皆さまこんにちは!今回よりコラムに参戦させていただきますMS.Kです。
私は毎回おすすめシリーズとして、ぜひ皆さまにお役立ち情報をお話できればと思います。
おすすめシリーズ第一弾は、MR~マネージメントレポート設計ツール~についてお話いたします。

 

それは何!?といいますと、TKCの会計システムに搭載されている業績レポートツールになります。
会計システムとExcelを連動させ、Excelを開ける度に、会社の最新業績レポートを確認することが出来ます。 一度業績レポートの型を作成してしまえば月次の入力が進む度に、Excelを開き、IDとパスワードを入力するだけで、常に最新の業績レポートが完成しているというお役立ち機能なのです。

 

でもそんなこといっても、その型を作成するのが難しいのではないの?と思われた方・・・、 私もそう思いました!でもそんなことないのです!一見難しそうなのですが、一度使ってみるとこんな簡単なの?と思ってしまいます。 もちろん最初は作成されたい業績レポートの内容をヒアリングさせて頂きながら一緒に作成させていただきます!

 

月次の入力が終わる度に、社長さんからお願いされた業績レポートを数時間かかり作成されている経理の方、自ら時間を割きながら作成されている社長さま、 こんな業績の情報を知りたいけど・・と思われている社長さま、ぜひMRを一緒に使ってみませんか?

 

実際、私の担当のお客さまが、毎月1時間かかり作成していた資料が、毎月の監査が終わったときに、およそ5秒でその業績レポートが飛び出すようになりました!その場で一緒に確認することができるようになり、とても喜んでいただきました。 毎月レポートを早く確認したい為、月次の入力が早くなり監査日が第四週から第二週になっております。 今ではそれを加工して予算の作成等、社長さまの想いのままに活用してくださっています。

 

現在、色々な業種のお客さまでも活用できる標準体系のMRを作成中でございますので、順次担当よりお伝えさせていただきます。 今回少しでもご興味がわかれた方がいらっしゃいましたらぜひ担当までお声かけください。次回もまたお役立ち情報をお伝えできればと思います。 ありがとうございました!

 

 

 

 

【4】弊社主催セミナーの告知


 

 

■第3弾『企業の経営力強化を目指す会計\決算書から見る企業の未来/』
平成29年6月14日(水)13:30~17:30+希望者のみ懇親会あり(18:30~20:30を予定)
– 第1部:自社の経営に活かす会計
– 第2部:自社の経営に活かす経営計画

 

セミナー参加費無料
懇親会費用5,000円/1名

 

 

 

 

【5】ITサービス補助金第2次募集が開始します!


 

 

本年の当社の目標はAI FINTECH スキャナ保存などクラウドを駆使し、経理業務の効率化とそれによって空いた時間で企業のセグメント分析・経営計画のモニタリング・業績の分析に注力する環境づくりを支援することになります。
その後押しとして2月だけITサービス補助金が出ており、当社も9グループの採択をいただき、5月末までの納品に向けてんやわんや(「獅子てんやわんや」とは無関係です)しています。

 

今回はその2次募集が始まりました。予算100億円のうち40億円(勝手なわたくしの推測)がまだ残っていそうなので前回間に合わなかった方も是非! 申請期限は6月末ですが、前回申請に間に合わなかった会社が大量に申請することが考えられ競争倍率が向上すると思われます。そのため当社では5/15日締め切りとさせていただき、比較的通りやすいと思われる第一弾申請で申請を完了する予定です。
(メリットなど詳細は1月号のメルマガを参照してください)

 

※顧問契約は既存の税理士先生のままで変えたくない!も可能です。
当社は経理の効率化と財務分析だけをお手伝いするケースもございますのでまずはご相談を!

 

 

 

 

【6】4月のFacebookページの主な内容


 

 

・「地方創生」で活気づくU・Iターン
「地方創生」によるUターン・Iターンが加速している今、地方ではどのような人材を求めているのだろうか。
確かにPDCAを回すことで気付き改善をする
それを繰り返すことで大きな改善になることはかなりあります
“真面目にコツコツとPDCAを回し続け、オペレーショナルエクセレンスを実現するほうが大事です”

 

・本日は学生インターンの最終面接でした。面接にブレストを持ち込み「税理士業界がかっこよく 輝き 尊敬される業界になるためには」でした。
やはり違う視点の新鮮な意見がたくさん出ますね!

 

・IT補助金で経理の生産性向上を 第2弾!!
IT補助金の2次公募が発表されました。 1次公募よりも要件は厳しくなりそうですが前回間に合わなかったお客様も経理の生産性向上に、経理のレベルアップに、会社業績のセグメント分析ツールとしてご検討ください!
申請は5月中旬締め切りを予定しています。
(当社第一弾で9グループの申請を行い全件受理されました)

 

・AIで奪われる仕事もあるが 創造される仕事もある データ加工データ分析 データ提供…
まさにFX4クラウドでのfintech 仕訳連携 MR設計ツールですね
当社が提供しようとしているサービスです! 請う御期待!

 

・新コラム「平成29年度税制改正のポイント」全4回がスタートしました。
第1回:平成29年税制改正の概要と研究開発税制の改正
1.平成29年度税制改正の概要
2.研究開発税制の改正

 

・最新刊「平成29年度税制改正のポイント」予約開始になりました!

 

・弾丸、富士登頂ツアー!!
弊社、ビジネス・ブレインと富士山の頂上を目指しませんか?
みんなで登れば恐くない(笑)弊社、スタッフ4人は富士山登頂は初になります。
代表は2回目!!他にも登頂経験者が参加する予定です。
料金は実費になります。予約のみ代行して行います。
ご参加希望の方は
ご連絡が必要になりますので、コメントのアドレスにご連絡ください。

 

四季の旅
【夜行】日帰り富士登山ツアー
https://www.shikiclub.co.jp/fuji/daytrip.htm

 

・5/19 東京中小企業投資育成様で経理部門の生産性向上についてお話しさせていただきます。

 

・税制改正WEBコラム第2回が出されました。

 

 

 

【7】現在話題のWEBコラム 「スキャナ保存の最新情報」NEW


 

 

・第1回 改正の経緯と企業経理を取り巻く環境の変化
・第2回(最終回) スキャナ保存による企業のメリット
http://www.tkc.jp/consolidate/chudaiken/

 

「事業承継対策&経営会議サービスの実例」
https://business-brain.com/wp/shokei.html

 

4月10日より公開中『平成29年度税制改正のポイント』
http://www.tkc.jp/consolidate/webcolumn/0237