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2019年02月10日

2019年2月号その1 「事業承継事例:子供に株式・甥に議決権!」「1月のFacebookページの主な内容」

【1】シリーズ中小企業経営・事業承継に活用したい手法 その14【体験記】
「事業承継:株を分離し会社を継がない子供に財産を・会社を継いだ甥に議決権を!」


 

シリーズ第14弾は 当社がスキーム作りを手掛けた事業承継事例をお送りします。
今回と次回はそのうち、直系親族以外への承継・甥への承継と、
従業員への承継事例をお送りします。
A社の創業者は80歳になり、子供さんたちも40歳を超えていますが、
みなさん会社以外に勤務されそれぞれの道を歩んでおられます。
会社も継ぐつもりはないと・・・ 唯一親族で甥っ子さんが子会社の社長として
頑張られ徐々に業績も伸長し経営手腕を発揮されつつあります。
その状態で当社に保険会社の方を通じて相談に来られました。
社長は、「子供たちはもう立派に生活しているのだから株はいらないだろう、
会社を継ぐはずの甥っ子に相続してもらいたい」とおっしゃっていました。
しかし、なんとなく寂しさや決断しきれない様子でした。
・親族に継がないのであれば事業承継税制は使えない。
・単に娘に株式を上げてしまうと議決権が確保できず甥っ子さんは経営しにくいだろう
・甥っ子さんも若く数億円での買取も難しそうだ・・・

 

そこで社長に、
「財産としての株式をお嬢さんに残し、議決権だけを甥っ子さんに
与えることができたらどうします??」
と聞いてみました。

 

社長は「そんなことができるなら是非やりたい!」ということでした。
当社が司法書士先生と一緒に組み立てたスキームは下記のとおりです。
「株主間契約で議決権を甥っ子さんに預ける」
しかしお子さんたちは、契約なんて破棄できてしまうので、OO君(甥っ子)が
困るよね?きちんとした形で公正証書でやりたいとうことでした。
最終的には社長・お子様たち・甥っ子さんと一緒に会議を数度重ね

 

(1)配当と譲渡した場合の財産価値としての株式はお子さんたちに順次贈与
(2)議決権は民事信託によりまずは社長に信託、社長に万が一のことが
ある場合には甥っ子さんがそれを引継行使する
(3)社長の思いや守ってもらいたい約束事は、社長・お子様たち・
甥っ子さんの株主間契約を締結し守ってもらう。

 

これにより、後継者へは議決権が渡り、お子さんたちには財産権としての
株式が渡り思いに沿った事業承継ができました。また信託することにより、
受託者・委託者・受益者の全員の合意がない限り信託契約は変更できないため、
かなり強固な権利関係の固定化ができたと思います。
(誰か1名の暴走では契約変更・撤回できない)

 

専門家同士が連携することにより、オーダーメードでの事業承継プランを
作成することが可能です。
親族承継・親族外承継・M&Aにかかわらずまずは当社にご相談ください。

 

 

【2】1月のFacebookページの主な内容


 

■【平成31年度税制改正セミナー】
弊社主催で平成31年度税制改正セミナーを開催しました。
早く情報をキャッチしようとする方が参加下さりました。

 

■【新会社設立】
株式会社ビジネス・ブレインは1/4に完全子会社である
株式会社BBインキュベートを設立しました。

 

(1)M&A後の体制整備経理代行業
(2)経営助言サービス
をビジネス・ブレインから移管するとともに
(3)創業ベンチャーや後継者の育成事業
(4)少額投資をするハンズオン型インキュベーション事業
(5)経理部長・課長代行業

 

の開始を予定しています。

 

そして、グループ経営を実際に行うことにより
・ 一年以内に社長交代し社員を子会社の経営者として育成成長する
・ 実際に自社でグループ経営を行い、経営指導や配当などのノウハウを
蓄積するとともに最適なグループの財務・タックスプランの研究もしていきます。

 

■【とうとう早朝読書会にテレワークで参加する社員登場】
弊社で定期的に開催している早朝読書会で、社員が初めてテレワークで参加しました。
徐々に在宅ワークも増えてきており、働き方も変わってきております。

 

■【子会社社長交代のお知らせ】
今月作ったばっかりの子会社BBインキュベートですが新規事業の育成と
人材育成の観点から畑中は社長を退任し会長として監視役になります。
後任の代表取締役社長には、経理効率化・PMI事業・経理部長代行業の管掌の山本、
中期経営計画策定・社長の学校事業管掌の川畑の両名が社長になります
どんな経営をして新規事業を伸ばすのか楽しみです。
ビジネス・ブレインはグループ経営の最適化を追求していきます。
稀勢の里ではないですが社長になると見える景色が違うことを実体験してもらいます。

 

■【うさぎとかめの童話】
「うさぎとかめの童話があるだろう。うさぎは、どうしてのろまな
かめに負けたのか。言ってごらん」
私は答えました。「うさぎにはいつでも勝てると油断があったのです。
人生は油断をしてはいけないという戒めです」
養田社長は「本当にそう思っていたのか。零点の答えだ」と
語気を強めて、静かにこのように話したのです。
詳しくはこちらのリンクから↓ 必見です!
http://qq2q.biz/QjKp

 

■【お金のカタチのサイトに公開いただきました!】
・自社の試算表や決算書を見るときは必ず粗利益から見る
・単に自動化するだけでなく、その結果の財務分析を踏まえて
今後の経営戦略面まで考えられるよう、サポート
・今まで自社内だけだった経営視点の視野を広げられる
・数値の力で、今まで気づかなかった改善点が見つかる
・本当に困った時に、相談できる最初の人
こちらから↓
https://venture-finance.jp/archives/11418

 

■【IT補助金拡充で最大450万円 今年の9倍増】
経理・給与計算だけでなく受発注などにも活用できますので
どんどん自動化していきたいものですね!
http://qq2q.biz/QjLx

 

■【消費税改正コラム 追加掲載】
請負契約における経過措置(H31.3.31までの契約が対象!) が掲載されました。
まだ8%の請負契約は間に合います!
http://qq2q.biz/QjLY

 

■【会計業界初!スポーツ推進で認定】
オリンピックに向け、スポーツ推進企業に会計業界で初めて認定されたと
いうことで、取材を受けました。福利厚生重視の経営スタイルが評価されたようです。
これからも「健康経営」が重要性を増していくことでしょう。
来週はマラソン大会 3/2はスキーに行ってきます!

 

■【当社メルマガ11月号より「ICTを活用しM&A後の経理体制を合理的に作る体験記」】
http://qq2q.biz/QjN8

 

 

【3】弊社主催セミナーの告知


 

・今後消費税軽減税率対策セミナー
・経営者が語る 数十億の負債の倒産がけっぷちから復活の秘訣
の2セミナーを予定しています。
日次等決まりましたらご案内いたします。

 

■セミナー要望
こんなことが聞いてみたい。
こんなことが知りたい。
などなど、ございましたらご連絡頂けましたら、企画していこうと思います。