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2021年08月20日

2021年8月号その2 「いよいよ始まる消費税のインボイス制度~令和4年10月までに準備を」「WEBコラム「収益認識に関する会計基準実務ポイント解説」のご案内」「新刊書籍発刊のお知らせ【予告】」

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【1】いよいよ始まる消費税のインボイス制度~令和4年10月までに準備を

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消費税のインボイス制度開始が令和5年10月から開始します。

それに先駆け令和3年10月からインボイスを発行できる「適格請求書発行事業者」の登録が開始します。インボイス制度は今までの消費税のあり方とは大きく変わります。また消費税に関しては事業年度開始までに準備をすべき事項がたくさんありますので、実質的には令和4年10月までには準備を終えておく必要があります。

また、従来通り仕入税額控除を受けるためには自社だけではなく仕入先・外注先・大家さんが適格請求書発行事業者になっているかの確認も必要です。つまり経理部門だけでなく営業や購買部門など幅広い部門をまたがった確認が必要になるということです。それを怠ると消費税の納税額が増加してしまいます。

詳細については 8月末日に「Q&Aインボイス制度」(共著)が出ますので当社のお客さまには9月に2冊づつ配布させていただきます。また当社のお客様以外でも欲しい方はプレゼントさせていただきます。

また9月には当社のお客様向けに久々にYOUTUBEでセミナー配信させていただきます

 

【インボイス制度の主な注意点】

  • 適格請求書発行事業者以外はインボイスを発行できない
  • 適格請求書発行事業者になるには事前の登録申請が必要
  • 免税事業者はインボイスを発行できない
  • インボイスがないと仕入税額控除ができなくなる(消費税の納税が増える)
  • インボイスを紛失しても仕入税額控除はできない
  • 免税事業者からの購入・サービス提供は消費税納税額が増えてしまう!
  • インボイスには記載事項が法定化されているのでシステムの変更が必要
  • インボイスがでるかどうか確認してから買い物が必要
  • 制度開始から適用するには原則として令和5年3月末までに登録申請が必要
  • 免税事業者が適格請求書発行事業者になるには課税事業者を選択する必要がある
  • その場合簡易課税制度の選択検討が必要
  • 新設法人で免税を2年間フルに受け、令和5年10月からインボイス発行しようとすると令和3年10月までに法人設立が必要
  • インボイスは発行義務及び保存義務がある
  • 口座振替の場合はどうするの?
  • インボイス対応のシステムはIT補助金の審査上加点となる。

 

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【2】WEBコラム「収益認識に関する会計基準実務ポイント解説」のご案内

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当社一木会計士が,TKCWEBコラムで「収益認識に関する会計基準実務ポイント解説」を行っています。

4月から上場企業は強制適用になっていますし、中小企業でも適用すると法人税の収益が減少するなどの影響があります、是非ご覧ください。

 

https://www.tkc.jp/consolidate/webcolumn/023801/

 

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【3】「新刊書籍発刊のお知らせ【予告】」

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今年も5月18日に「令和3年度 すぐわかるよくわかる! 税制改正のポイント」(TKC出版)が発刊されました。

 

そして 9月(予定)に 新刊書籍が発刊されます。タイトルは未定ですが「サブスクリプションビジネスの実務と財務(仮題)」のようなタイトルになる予定です。

来月号のメルマガではきちんと紹介できると思いますので詳細はもう少々お待ち下さい。