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2025年06月17日

2025年5月号その1 「少数株主からの買取請求に注意!早めの対策を!」「インターン生日記 その30 海老原さん編」

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【1】「少数株主からの買取請求に注意!早めの対策を!)」

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新聞広告などでも最近よく見かけますが「少数株主の買取請求」がビジネスとしてはやっています。会社法上は買取請求事由は限られていますが、買取請求自体は可能です。

もし買取請求が来て、金額でもめた場合には裁判に持ち込まれ長期間かかることになり株主・会社側ともに裁判に長期間時間がとられ裁判費用も多額になります。

結果、会社側株主側ともに、いい結果にはなりにくいではないかと思います。

また、元従業員の株など経緯をわかっていて人間関係もできている経営者がいるうちに

任意買取などを早めにすることが重要となります。わたくしも実際に株価の訴訟を横で見ていて誰も得しない裁判だなと思っていますので、事前の早めの対策が重要だと思います。

 

株式買取請求権とは

「 株主が会社に対してその保有する株式を公正な価格で買い取ることを請求することができる権利。この制度は経営方針の大きな変更により不利益を被る少数株主の保護を目的とし、株主に対して投下資本回収の機会を与える趣旨で会社法にて定められている。

一方で、会社側にとっては、この請求が思わぬ経済的負担や法的トラブルを招くことも少なくない。」といわれています。

 

〇会社側のリスク

請求を受けた場合、会社側は引き取ってくれる別の第三者を見つけるか、会社が自己株式として買い取るかのいずれかをしなければいけない。しかし実務では、「会社に対して過剰に高い価格での買取を求める請求」がなされるケースも増えています。

 

・想定外の高額請求

株主が買取価格として市場価格を大きく上回る金額を請求してくることケースがある。特に非上場会社では客観的な価格基準があいまいなため、DCF法などを用い、企業の将来成長を楽観的に評価し著しく高額な価格を主張したり、類似会社比較法などを用いた高額な評価が提示されることがある。

 

・裁判リスクとコスト

価格決定申し立てに発展すれば鑑定人費用・弁護士費用など金銭的な負担も大きくなる。

 

 

〇価格決定の実務と裁判所の判断基準

買取価格について会社と株主の合意が成立しない場合、会社または株主は裁判所に「価格決定の申立て」を行います(会社法第786条等)。

裁判所は以下の観点から判断を下します:

  • 公認会計士等の第三者算定書の合理性
  • 会社の財務状況、事業価値、将来性
  • 類似企業比較の妥当性
  • 株主への公平性、差別的でないかどうか

裁判所は「会社の評価額」に一定の信頼を置く傾向がある一方で、手続きの透明性や説明責任が不十分な場合には株主側の主張を一部認めるケースも見られます。

 

〇こうしたトラブルを避けるための事前の予防策

・株主構成の定期的な確認

・定款による譲渡制限や買戻し条項の導入

・株主への丁寧な情報提供と説明責任の履行

・会社との関係が希薄な株主については、将来的な経営上のリスクを回避する観点から、早期の株式買取などの整理・対応を検討することが重要です。

定款の整備など法的な観点からの整備ももちろん重要ですが、「元従業員の株など経緯をわかっていて人間関係もできている経営者がいるうちに、株主に手土産など持参して任意買取などを早めにすることが重要」だと思います。

 

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【2】インターン生日記 その30 海老原さん編

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はじめまして。大学二年生の1月からインターン生として働かせていただいています、海老原です。

大学は商学部で、ゼミでは会計について学んでいます。入学したばかりのときは将来について考えたこともなく、ただ漠然と毎日を過ごしていました。周りには将来に向けて動き出している人も増え、焦りを感じるようになりました。

社会経験を積みたい、そして将来の選択肢を広げたと思い、インターンシップを探し始めました。どんなところが良いのかと最初は迷いましたが、せっかくなら自分が学んできたことを活かせる環境で働きたいと考えました。高校時代に簿記2級を取得していたこともあり、税理士事務所なら学びが多いのではないかと思い、検索を始めました。そんな中目に留まったのが、ビジネスブレイン税理士事務所でした。

 

面接を経て採用して頂き、業務内容を学びながら、様々な業務を経験しています。初めて触れる税理士事務所の仕事は、新鮮なことばかりで、出社するたびに多くの事を吸収できています。電話対応でのお客様とのやり取りや、社員の方々がどのように仕事を進めているのかを間近で見られるのも、貴重な経験だと感じています。

 

社員さんやインターン生の方々は本当に優しく、分からないことがあれば丁寧に教えて下さり、たくさん支えてもらっています。

 

まだ具体的に将来のやりたいことは決まっていませんが、このビジネスブレイン税理士事務所での経験を通して、自分自身を成長させ、将来の選択肢を広げていきたいです。

 

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【3】2月Facebook振り返り

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◆昨日は今シーズン初のビジネス•ブレインスキー部でした

一人スノボ初体験の大学生がいましたが初心者にしては上手い!

 

◆土曜日は第二回ビジネス・ブレインスキー部

好天にも恵まれ開催できました

向かい風強風でスピードは60kmいかず

しかし普段喋れないインターン生とも色々喋ったり 意外な一面も発見!

飲み会にも全員参加で懇親を深められました♪